米国東海岸コース
23.9.10 ~ 23.9.19
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スタートアップ・アクセラレーションプログラム「Bridge to MassChallenge」を提供しているNPO法人「MassChallenge」が運営し、日本の起業家向けにカスタマイズしたプログラムを実施。MassChallengeが有するグローバルなネットワークを活かし、海外展開するために必要なマインドセットや、事業知財戦略、チームビルディングなどのテーマで集合研修が実施されました。
スケジュール
- 国内プログラム|8月23日(水)~8月25日(金)
- 海外現地プログラム|9月11日(月)~9月21日(木)
- フォローアッププログラム|9月23日(金)~12月31日
- 東京デモデイ|1月26日(金)
プログラム詳細 – 海外渡航プログラム
1.ワークショップ受講
100以上のセミナー・ワークショップが開催され、300人のスピーカーが登壇するスタートアップ・ボストン・ウィークに参加し、各人が自分に合うワークショップを選択。イノベーターやアントレプレナー、投資家、インフルエンサーとのネットワーキングを行いました。
主なワークショップ内容
● マインドセットの重要性:VCの考え方を知る
● スタートアップのアプリケーション・エコシステム構築
● 共同創設者との付き合い方
● スタートアップ人材採用ヒント
● スタートアップにおけるビザの種類・活用方法
2.講義
各領域の専門家を講師として、スタートアップの成長及び米国市場に関する講義を行いました。
主な講義
● ピッチ指導:世界的に活躍するピッチコーチで、BrantinoのCEOであるAnwell Tsai氏が、スタートアップにとって欠かせないピッチ技術や聴衆に訴求するためのストーリーの作り方を講義しました。
● ネットワーキング入門:Jashin Lin氏が、スタートアップにとって必要不可欠であるネットワーキングスキルについて、スタートアップ・ボストン・ウィークで重要な人脈を構築できるように指導しました。
● 営業体制と営業力の構築:テクノロジー企業の重役として豊富な経験を持つKent Summers氏が、営業体制と販売力の構築術を伝授しました。
● 資金調達入門:MassChallengeの創業者で、Two Lantern Venture Capitalの CEOであるJohn Harthorne氏が、資金調達戦略について指導。ボストンその他の地域における VC事情について詳しく説明しました。
● ビジネス開発と米国市場への参入:B2C・B2B市場のエキスパートであり、アーリーからレイター企業まで収益創出の実績を持つMichael Phelan氏が中小企業の製品の開発・管理と効果的な市場参入についての指導を行いました。
● グローバルビジネス創設者のインサイト:MassChallengeの海外出身卒業生であり、Intex Scientificの共同創業者・CEOであるSinyoung Jeong氏と3d Architechの創業者である西岡英明氏が、日本やその他の米国外の国の出身者として、ボストンのエコシステムの中でスタートアップを興し、成長させた経験を共有しました。
● アメリカのビジネス商習慣への適応とさけるべきポイント:法務担当重役として高い評価を得ているGayle Gorvett氏が、費用対効果の高いやり方でグローバルな法務専門知識を企業内部に培った経験を共有しました。
3.1対1のメンターセッション
業界に関する専門知識や技術を有するメンターが各スタートアップを1名ずつ担当し、1対1のメンタリングを行いました。メンターからは、スタートアップの質問に答えるだけでなく、それぞれのスタートアップの成長において必要となる様々な情報や機会(メンターの持つネットワークの紹介など)を提供されました。
4.B2MCのピッチ&ショーケース
参加企業は海外現地プログラムで培ったピッチのスキルを活用する場として、MassChallengeのコミュニティーメンバーやボストンのイノベーション・エコシステムにおいて活躍するエキスパートなどから成るオーディエンスを前に、1分間のピッチを行い、各社のビジネスを紹介しました
5.東京デモデイ
ボストンでの経験を活かしつつ各企業1分ずつの英語ピッチと有識者とのQ&Aを行いました。
参加者の声
- 参加者Aさん
- 世界に名を馳せるボストンのスタートアップエコシステムで、自分たちと似たステージにあるスタートアップ企業と共に 2週間を過ごし、自身のビジネスについてじっくり考える機会を頂けて、大きな気付きを得られました。デメリットのまったくない、貴重な経験でした。
- 参加者Bさん
- 投資家や顧客とのコミュニケーションスキルが養うだけのようなよくあるアクセラレーションプログラムとは異なり、MassChallengeから非常に多くのビジネスサポートを頂けたことは非常にありがたかったです
- 参加者Cさん
- アメリカにおいての事業やマーケットの絞り込みの有用性に気づけました。日本と比較してプレイヤーが明らかに多いので、事業やマーケットを絞り、ユースケースを定めておかないと、アメリカでは単純に目立てないことが分かりました。また、説明がシンプルで端的であることも、特に簡単で効率的なものを好むアメリカ人の国民性を踏まえると有用であることが分かりました。
協力団体
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- MassChallenge
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2009年に設立された MassChallengeは、現状打破や持続可能な変化を目指す大胆な起業家たちを支援している。非営利でゼロエクイティのモデルを通じて、年間 500社以上のスタートアップ企業を支援。MCがこれまで支援したスタートアップ企業は Ginkgo BioworksやAlphaSenseなど5,000社以上にのぼり、これらの企業が調達した資金の総額は 100億ドルを超える。